転職の「成功」と「失敗」を決定づけるのはキャリアではなく判断力

転職の「成功」と「失敗」を決定づけるのはキャリアではなく判断力

「キャリア」よりも重要なのが「判断力」

希望の仕事にスムーズに転職するためには必要なものは何でしょう。

 

多くの資格を有し、立派なキャリアがあっても
判断を誤ると転職は失敗してしまいます。

 

いくつかの失敗事例を見ながら
転職に必要な判断力とは何かをお話しましょう。

 

1.現状逃避からの転職による失敗例(Tさん:36歳)

新卒で中堅商社に入社し、
営業として堅実にキャリアを築いていたTさん(当時32歳)は
ある日突然会社を退社してしまった。

 

特に大きな不満はありませんでした。
ただ、変化のない毎日に飽きてしまったのです。

 

具体的な転職活動計画も立てず、
次の目標も決めないままの転職活動がスタートしました。

 

仕事探しのノウハウもないままハローワークで見つけた求人に応募。

 

二代目社長は若く、Tさんと年齢も近く面接で意気投合。
しかし企業規模は前職に比べるとぐっと小さくなりました。

 

中堅とはいえ、福利厚生が整った前職とは違い
小規模企業でやらなければいけないことが多く、
転職してすぐに不満爆発……
また次の転職先を探すことになりました。

 

もちろん、転職活動は無計画の状態。

 

まだ職歴が2社なので
すぐに次の転職先を見つけることができましたが
人間関係が原因でまたすぐに転職することになりました。

 

短期間で複数社の転職。

 

さすがに次はなかなか見つからず、
友人が営む5名程度の会社に就職。

 

しかも営業のキャリアを捨てて
自らのキャリアの幅を狭めてしまいました。
次の転職は厳しいものとなるでしょう。

 

現実逃避からの転職、しかも一時の感情から。

 

そして、転職活動の計画はなく
キャリアプランもまったくなし。

 

今の仕事にやりがいがあればまだ救われますが
少人数のため、まったく休暇が取れない状態は
ストレスがたまるものとなるでしょう。

 

どんな仕事でも100%満足ということはないでしょう。

 

不満からの転職だとしても
転職を思い立ったら冷静かつ慎重に情報収集を行い
計画的に転職活動を行うことが成功への一歩となります。

 

2.仕事を甘く見た結果、離職期間が長期に(Nさん:32歳)

高校卒業後、実家の自営業を事務職として手伝っていたNさん。
経営者であるお父さんが亡くなり、廃業することになりました。

 

20代であるということと
自営業とはいえ、10年ほどのキャリアがあることから
すぐに転職先が見つかるだろうと考えていました。

 

自分の市場価値がどの程度か分からなかったため
仕事内容を見て
「これなら自分でもできそう」と思った求人を中心に応募。

 

初めての転職で求人の見方も分からず、
自分の感覚だけで判断して応募を続けていました。

 

結果は書類選考すら通過せず、
不採用の山を築くばかりとなりました。

 

客観的な能力の判断をせず、
またキャリアプランもなく向上心もない状態での
転職活動は離職期間を長くしてしまいました。

 

結局、アルバイトで販売職に就くことになりました。

 

事務職に戻りたいと思った時、
販売職でパソコン操作の業務がなかったため
大幅なスキルダウンとなっていました。

 

販売職がしたかった訳ではなく
何でもいいから仕事を、と決めたために
当然、販売としてのスキルを貯金することもなし。

 

当初の転職時は20代であったのが今は32歳。

 

事務職で応募するための強みとなるスキルもなく、
いちからスキルを身につけるために
職業訓練を受けることになりました。

 

最初の転職でしっかりキャリアプランを立て
足りないスキルを補い、転職活動を行っていれば
こんなに苦労することはありませんでした。

 

まとめ

転職は安易に考えず、客観的な目を持つことが大切です。

 

エージェントやハローワークで専門家に相談するのも良いでしょう。

 

どんな仕事にも難しさがあります。
そして、どんな企業でも前向きに取り組む人材を
採用したいと考えています。

 

仕事を甘くみてはいけません。

 

転職を考えたら
まずはなぜ転職したいのか、
これから何をしたいのか、
今、転職をすることが夢への第一歩となるのか。

 

求人市場はどんな状況なのか。

 

退職する前に
転職活動を始める前に
何をすべきかを判断し、転職活動を始めましょう。

 

それが成功へとつながるのです。